主語が分からない中学3年生

先日9月23日の読売新聞に

中3の15%、短文も理解困難 教科書や新聞で読解力調査

との見出しの付いた記事が掲載されました。

本当に、本当になってしまったんだと、悲しくガックリと意気消沈してしまいました。

 

今回のタイトル「主語が分からない中学3年生」は

国立情報学習研究所の新井紀子教授や名古屋大学などのグループが調査した独自の読解力テストの結果です。

調査方法は

2016年4月~17年7月、全国の小6~社会人を対象に、独自の読解力テストを実施。

公立・市立中高生2万1000人の結果を中心に分析した結果

主語や目的語など文章の構造が理解できているかを問うタイプの設問群で

中学1年生の正答率は62%

中学2年生の正答率は65%

中学3年生の正答率は75%となった。

中学3年生4人に1人(25%)が教科書レベルの基礎的な読解力を身につけないまま義務教育を終えている事になる。

との結果が出てきました。

その上、このテストは「問題はすべて選択式で、文章の意味が分かれば、知識がなくても解ける。」だそうです。

もう一つオマケに、中学三年生の約15%は、主語が分からないなど、文章理解の第一段階もできておらず

約半数が、推論や二つの文章の異同などを十分に理解していなかった。との結果も出ています。

 

この結果はとても重いものです。

なぜなら、日本語の通じない中学生が本当にいるのです。

誰が

誰は

どのように

どうする

どうしたい・・・これが分からないまま義務教育を終える子ども達・・・

人が気持ちや事柄を伝える時に必要な「言葉」が分からないのです。

 

どうやったら、気持ちや感情を伝えられるんでしょう?

日本語が分からなくて、授業はどうしているのでしょうか?

 

共通言語が無いとコミュニケーションをどうやってとればいいんでしょう?

これから先、バイトのマニュアルは読めるのでしょうか?

 

子ども達はこれからどうやって生きていけばいいのでしょうか?

 

私達大人はこの状況を見て

これから中学生になる子ども達にしっかりとした日本語のアプローチを行っていかなければならないと思います。