浴びるように楽しく学ぶ

主語が分からない中学3年生のお話を書きましたが、嘆いてばかりいられません。

子ども達は日々大人からのアプローチを待っています。

新鮮で楽しくて、新しい発見・学習の毎日を過ごしてくれています。

では、私達が行えるアプローチとはなんでしょう?

 

母語が分からないとなると子ども達を早期教育する事がベストの様に見えますが

私は違うと思います。

お教室にいる時だけ文字や数に触れていても、絶対量は増えません。

子ども達がインプットした量が満タンになって初めて、アウトプットができます。

その為には、絶対量が必要なのです。

この絶対量を増やす一番簡単な方法は「毎日お子さんとお喋りすること」

何でも良いんです。

空を見上げて、雲や鳥や吹き抜ける風について話してあげてください。

「風が涼しくなったね~。秋が来るね~。美味しいもの食べようね~。」

こんな簡単な言葉かけでも子ども達の脳には言葉がインプットされていきます。

涼しい

美味しいもの もう4つの単語に触れています。素晴らしいことです。  

 

 

宇都宮大学の江川美知子教授が朝日新聞9月25日の「学びを語る」の中で「大学の英語教育」について

述べられいる事が、英語だけではなく「言葉を学ぶ事」全般に言える事ですので、書き記してみますね。

宇都宮大学では英語の授業を「浴びる英語」として、改革に取り組んで10年になるそうです。

ポイントは[学生が勉強を忘れるほど楽しめるようにすることだそうです。

:欧米の映画を1300本そろえ、映画館仕様のシアターを作った。

:英語の難易度別に8千冊以上の本が並ぶラボでは日本語は禁止。

:教員は外国人教員と欧米の大学院で英語教育を専攻した日本人研究者のみ。

:授業はレベル分けを行い、本を何ページ読んだかを記録させ、読めない学生にはその理由を教員が一緒に考える。

 

最後に仰った一文です。

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大学の英語教育の目的が民間試験のスコアを上げることであってはなりません。

学生が苦手意識を持たず、卒業後も自ら英語の力を磨いていく。その為の種をまくことが大切です。

ーーーーーーーーーーーここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

これは英語に関してのアプローチの一例ですが日本語も同じです。

いえ、必要です!

「浴びる日本語」

ご家庭で日本語をたくさん浴びせてあげてください。

言葉をかけ

本を読み

字に触れる

インプットの方法が分からない時は、悩んだ時は、迷った時には、弊社までご連絡下さい。

出来ない理由を一緒に考え、少しでも日本語に触れる回数を増やしていきましょう。

 

私達大人は子ども達が自分で学ぶための「種をまいている」のです。

江川教授は英語の種を

私はことば・かずの種をまいていきたいのです。

 

私達のかわいい子ども達が中学3年生で主語が分からないと言わせない為に

 母語が分からなくてどうやって生きていっていいのか分からないと言わせない為に

一緒に種をまいていきましょう。