デジタル麻薬

とても関心を引くタイトルだったので、読んでみました。

そして、その深刻さが現実なんだと再確認しました。

「デジタル麻薬」にはまる子ども達、米国で問題化(ダイアモンド オンライン)昨年(2018年)には、世界保健機関(WHO)が「ゲーム障害」を新たな疾患として認めたそうです。

特に中国、韓国、台湾では「ゲーム障害」は公衆衛生上の危機としている。とも記しています。

*ゲーム障害:オンラインゲームなどへの過度な依存により日常生活に支障をきたす疾病

 

 

日本でも、乳幼児からスマホに慣れ親しむ姿があります。

小学生で個人端末を持っている児童も珍しくありません。

そんなデジタル機器が生活の中核にあるとしても、忘れてはならない事があります。

それは

子どもにとっての視力低下やネット依存、ゲーム障害の将来的なリスクを持っている事です。

では、毎日の中でリスクを感じつつ、どのように子ども達に接すればいいのか?

悩んでいる保護者の皆さんが多いと思います。

私もその一人です。

では、私たちはどうしたらいいのでしょうか?

 

和歌山大学教職大学院の豊田充崇教授

自覚を促すネット依存予防教育」あなたの健康百科と言うHPに載っていました。

豊田教授は

「家庭と教育現場が依存症予備軍を救う」

「メリット・デメリット」を自覚させ、「判断力」を養う

ここをポイントとしています。

 

私たちも子ども達に働きかけ、デジタル媒体との付き合い方を決めていきたいのですが

どのように働きかける事が大切なのか?迷っています。

そんな中、豊田教授の「メリットカードとデメリットカード」を使った判断が

小さな子ども達にも理解しやすく、ルール化しやすい考えました。

豊田教授の方法と私が簡易にした方法を記してみました。

 

~こちらは高校生用~アンケートに基づいて作成した20枚のメリットカードにはそれぞれ

「友達と連絡がとりやすい」

「悩みを伝えやすい」

「有益な情報が自然に入ってくる」といったプラス面が記されている。

一方、20枚のデメリットカードには

「友人関係がわずらわしく感じる」

「返事が面倒になる」

「勉強の妨げになる」といったマイナス面が記されている。

れらを各生徒に選ばせ、因果関係のあるメリットとデメリット同士で相対させる。

=結果=

「ほとんどのメリットにはデメリットが含まれる」と気づいた生徒がいたという。

あるいは、単独でメリットと呼べるカードはわずか2枚しかなく

それ以外のメリットはデメリットに覆われてしまった。

 

~こちらは幼児さんや小学生用~

10枚のメリットカードを作ります。

「動画が見られる」

「ゲームの攻略がわかる」

「調べる機能を使って、簡単に調べ物ができる」等

子ども達がいつも楽しそうに見ている物や便利に使っている機能を書いてみます。

次は10枚のデメリットカードを作ります。

「目が悪くなる」

「勉強する時間が無くなる」

「肩がこる」等

そして、この10枚同士をペアにしてみる。

すると、デジタル機器を使用する時に起こる「良い事」「悪い事」に気付くはずです。

 

子ども達は純粋で、何かのきっかけさえあれば、自分の行動を振り返る事が出来ます。

ですから、デメリットを作成するだけでも、子ども達は

「デジタル媒体を使っていると良くない事もあるんだな。」と気づきます。

気づいた子供たちは、自分たちでルールを作る事に意欲的になれます。

自分で決めたルールですから、保護者は「しっかり守ってね。」と

背中を後押ししてあげればいいと思います。

時間が経ち、ルールが形骸化してきたら

また、メリットカードとデメリットカードで自分たちの行動を振り返らせてみましょう。

きっと、新たなルールが生まれます。

 

今の生活からデジタル媒体を無くす事はできません。

子ども達の生活から切り離すこともできません。

しかし、リスクがある事が分かっている以上、私たち保護者は子ども達にリスク喚起しなければ

なりません。

ゲーム時間が長い!!と怒ったからといってゲーム時間が短くなるとは思えません。

視力が低くなってきたから閲覧時間を短くして。と言ってもYoutubeの魅力には抗えません。

しかし、家庭でこのカードを作成・利用し、デジタル媒体の使用方法を自覚し、判断できれば

便利で快適なデジタルライフを子ども達が送っていけると感じました。

もうすぐ春休み。

一つ進級する子ども達とデジタル媒体についてのルール化行ってみませんか?

 

豊田先生提供のとても分かりやすいページもありましたのでリンクを貼っておきます。

 「情報モラル指導用教材(和歌山大学教職大学院・豊田充崇教授提供)